こんにちは。
伐採・剪定・樹木管理の専門業者、伐採ヤマトサービスです。紅葉の季節が終わり、寒さが増してくる11月・12月。この時期は、実は木の伐採にとても適したシーズンだということをご存じでしょうか?
「木を切るなら春がいいのでは?」と思う方も多いですが、冬の伐採には、木にも環境にも優しい理由がたくさんあります。今回は、11月・12月に伐採しても良い木の種類や、冬伐りのメリット・注意点を詳しく解説します。
なぜ11月・12月が伐採に向いているの?
木には、一年を通して「成長期」と「休眠期」があります。11月〜2月ごろの寒い時期は、ほとんどの樹木が休眠に入り、水分の流れ(樹液の動き)が少なくなります。この「休眠期」に伐採を行うことで、木へのダメージを最小限に抑えることができるのです。
冬に伐採するメリット
- 木の水分が減っているため、切り口が乾きやすい
- 葉が落ちて枝ぶりが見やすく、安全に作業できる
- 伐採後の木材が乾燥しやすく、虫やカビの心配が少ない
- 周囲の草木が少なく、作業効率が良い
つまり、冬は伐採に「ちょうどいい環境」が自然に整っている時期なんです。
11月・12月に伐採してもよい木の種類
ここでは、冬に伐採しても問題がない、代表的な木を紹介します。多くの庭木や山林樹がこの時期に伐採に向いています。
① 落葉樹(冬に葉を落とす木)
落葉樹は冬の休眠期に入るため、伐採のベストシーズンです。葉が落ちることで、枝の構造がよく見え、作業も安全です。
代表的な落葉樹:
- サクラ(ソメイヨシノ・ヤマザクラなど)
- カエデ・モミジ類
- ケヤキ
- クヌギ
- ナラ
- カキノキ
- ハナミズキ
落葉樹の伐採時期は「11月下旬〜2月上旬」が理想。木の水分量が少なく、切り口も乾きやすいです。
② 常緑樹(冬でも葉をつける木)
常緑樹も、冬の間は成長がゆるやかになるため伐採可能です。ただし、寒冷地では厳寒期を避けて行うのが望ましいです。
代表的な常緑樹:
- シマトネリコ
- クスノキ
- モチノキ
- ツバキ・サザンカ
- マキ(イヌマキ・ラカンマキ)
- スギ・ヒノキ
常緑樹は年中葉をつけているため、夏場の伐採は木への負担が大きくなります。冬に伐採することで、切り口の乾燥が早く、虫害のリスクも減らせます。
③ 竹・笹類
竹や笹は「冬伐り」が基本です。春以降に伐ると虫が入りやすく、乾燥しにくくなるため、12月〜2月の乾燥期が伐採に最適です。伐った竹を資材として使う場合も、この時期のものが最も丈夫です。
冬の伐採で注意が必要な木
一方で、冬の伐採を避けたほうが良い木もあります。
- 花芽をつける木(ウメ・ツツジ・モクレン・サツキなど)
→ 花芽を切ってしまうと翌年花が咲かないため注意。 - マツなどの針葉樹
→ 寒風や乾燥に弱いため、風の強い日は避けるのが安全です。
冬の伐採で気をつけたいこと
- 凍結や霜が降りている朝の作業は避ける
→ 地面が滑りやすく、転倒の危険があります。 - 切り株処理を忘れない
→ 木によっては再生(萌芽)することがあるため、防腐剤などで処理を。 - 近隣への配慮を大切に
→ 音や枝の落下に注意し、安全範囲を確保して作業を行いましょう。 - 安全装備を整える
→ 高所や傾斜地ではヘルメット・安全帯の使用が必須です。
冬に伐採しておくメリットまとめ
- お庭や敷地が明るくなり、通風・日当たりが改善
- 春の植え替えや造園の準備がしやすい
- 落ち葉の掃除や虫の発生を減らせる
- 木の寿命を延ばすための管理にも最適
冬の伐採は「見た目の整理」だけでなく、木の健康や安全のためにも大きな意味があります。
まとめ|11月・12月は伐採のベストシーズン
11月・12月は、木が休眠に入ることで伐採に最適な条件がそろいます。落葉樹・常緑樹・竹など、多くの木を安全に伐ることができる時期です。気温が下がる冬のうちに木を整理しておくと、春には明るく風通しの良い環境を迎えられます。
伐採ヤマトサービス
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